2012年1月4日水曜日

謹んで新年のご挨拶を申しあげます。
大変ご無沙汰しておりました、くまちゃんでございます。
本年もよろしくお願い申しあげます。
前年は、ボランティアの方々をはじめ、様々な人達にお世話になりました。
少しづつではありますが、ガイドの活動や、復興屋台村等の完成など
受け入れの体勢が整っているところでございます。
最近では、屋台村等を回るバスツアーも数多く来ています。
観光という一つ方法を使って自分たちが出来ることをあらためて考えなければならない、
そんな一年にしたいと思います。
画像は、安波山山頂付近にある「りゅうの階段」
気仙沼にも竜がいます。

2012年1月3日火曜日

迎春

新しい年を迎え、皆様、いかがおすごしでしょうか。主任です。
 あらためて、昨年はご支援・ご協力をいただき、この場をかりて御礼申しあげます。
 昨年は、激動の一年でありました。3.11の大震災で、多くの尊い命が奪われました。
 あらためて、生きていることへの感謝や命の大切さを実感した一年でありました。
 
 そこで今回の「読書放浪記」ですが、新春スペシャルと題しまして、2作品を放浪いたします。
 名付けて、「読書放浪記 新春スペシャル2012 ~生きる~」です。!!!!!!!!!!
 生きる事とは?をテーマに、ご紹介いたします。

 初めの作品ですが、     「神様のカルテ」  作者 夏木草介 さん
 皆さんも、一度は聞いたことがあるかもしれません。映画にもなりましたね。
 この作品、かなり売れましたね。本の表紙がとても素晴らしいですね!!!内容もですが。
 いや~、、、泣きました! 泣きました!!! 感動です。

 簡単に内容を紹介しますが、主人公の内科医の先生(夏目漱石と妻をこよなく愛している)をとりまく 人々や患者との人間ドラマ?・・・・みたいな感じです。二人はアパートに住んでいるのですが、アパートの住人との交流が素晴らしくおもしろい!! (感動もあり)
 そして、ある患者さんがいるのですが、物語のメインはこの患者さんとのやりとり、です。
 この患者さん、末期のがんで、いろんな病院にいきますが、どの病院でも断られます。
 やっとたどりついたのが、主人公のいる病院。この病院で最後を迎えます。
 ガンで余命が分かっている、主人公と患者。
  死ぬまでに、なにができるか?を考えていきます。悲しいですね・・・・
 生きる事の大切さだけではなく、いずれ訪れる死について、いろいろ考えさせられた作品です。
  作者は、現役の医者であり、この作品が初めての作品みたいですね。たしか小学館の小説賞?かなんかを、受賞した作品です。続編もでてますので、読んで見て下さい。(これもかなりいい!!)
 
 つづいて放浪する作品は、    「永遠の0」  作者 百田尚樹 さん
 泣きました3回・・・・・(得意技)  感動ですよまさに!! やばいです。
 この作品もかなり有名ですね。これもかなり売れました。作者の処女作です。
 内容ですが、戦争ものです。太平洋戦争の一人の日本兵の事を、関係者の証言風に書かれてます。零戦の操縦士です。(それで0なのかと)
 終戦から60年目の夏。ある青年とその姉が戦争で亡くなった自分たちの祖父はどんな人だったか?という疑問から、物語はスタートします。さまざまな方の証言を聞くうちに、祖父の人物像があきらかになっていきます。
 太平洋戦争が忠実に描かれている作品で、戦争の恐ろしさがまざまざと伝わってきました。
 この作品、主人公は特攻隊員として最後は死にます。日本に妻と子供を残して・・・・・・
 主人公は、「かならず生きて帰る」とうい、言葉を何回も言います。当時では、考えられないですね。
 その、主人公がなぜ特攻?・・・・・物語の最後に答えが・・・・・・泣きますよこれは!!!
 作者はもともと、放送作家(探偵ナイトスクープ?)など、やってたみたいですね。この作品が初めてとはですね。素晴らしいです。この後、さまざまな作品を出しています。(蜂が主人公の風の中のマリアなど)。なんでも、作者の父親とか親戚が戦争経験者みたいで、それでいろいろとしらべているうちに、書いたみたいですよ。
 戦争経験者の方々が、少なくなってきている世の中、このような作品で、太平洋戦争とはいったいなんだったのか?というのを改めて知る機会でありました。皆さん、是非読んで見て下さい。

 この2作品は、命の大切さはもちろんですが、どのように生きたか、誰かの為に生きる、という事を改めて考えさせられた作品です。皆さんも是非読んで見て下さい。
  さて、次回は、どんな本を放浪いたしますかね・・・・・・・・・・・ ご期待下さい!!!では!!
  今年もヨロシクお願いします。    主任